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2017年9月23日(祝)「ソラノモリ」楯 直己(Voice・空間音楽)ソロライブ with 安藤康弘(詩人)
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    宇宙と木霊する作曲家、空間音楽家の楯直己さんに、ライブのことをお伺いいたしました。

     

    「ソラノモリ」は空の森であり「空の守」

     

    マーサメリー(以下M):楯さん、9月23日はよろしくお願いいたします!

    久しぶりにご縁が繋がり、嬉しいです!

     

    TATE: (以下T):マーサメリーさん、ご無沙汰しておりました!7年ぶりでしょうか?

    今回ソロとしては初めて出演させていただき、とても感謝しています。マーサメリーさんや、店長さん、

    みなさんで作り上げているノベンバーイレブンスがますます素敵になっていて、本当に嬉しいです。

    Part2なんですね!さすが、宇崎さん阿木さん!どうぞよろしくお願い致します。

     

    M: 9月23日は「ソラノモリ」。このタイトルを聞いた時、空に浮かぶ森を思いました。

    まるで湖に反射する深い森のように。森は地上にあり、空は雲や太陽や月や鳥さんたちの世界という通常の概念を飛び越えるようです。

     

    T: はい、「空の森」そういうイメージです。と同時に、モリは守、「空の守」でもあるんです。鳥を守ることは森を守ること、森を守ることは空を守ること、空を守ることは地球を守ること、地球を守ることは私たちを守ること。そんな循環のイメージも含んだタイトルです。

     

    M: 環境破壊が続いている昨今に大事なメッセージを発信されるライブになるのですね。今回のゲスト、

    安藤康弘さんとされた旅についてお聞きいたします。広大な自然の北海道。北海道のどのあたりをご一緒に旅されたのですか? 

     

    T: 根室から釧路の方まで、何カ所かの湿原や森を旅してきました。

    M: 感じられたこともさぞかし多かったのではないでしょうか。

    印象に残った風景や出来事は?

     

    北海道の森・・・民族を超えたカムイ(神々)の土地

     

    T: 森の奥に入って目を閉じていると、高い樹々の上の方では風が渡って、さわさわって音がする。

    同時に木漏れ日が上からきらきらと注いでいるのが肌でわかり、まるで海の底にいるような気が

    しました。

     

     

     

    北海道の森はアイヌの人々にとってカムイ(神々)の土地であり、本来は民族を越えて誰にとっても神々の土地です。もっと言えば、人間が神って呼ぼうがなんと言おうが、生きものすべてにとって大切な生命共同体です。人間には聴こえない生きものや森そのもののおしゃべりが、なされているような…森に入った僕らは常にどこかから観察されていて、許可されたり、追い返されたり。カムイが許してくれれば先に進める、みたいな感じがありました。

     

    M: ゲストの安藤康弘さんは、プロフィールを拝見すると、大学時代に禅と出会われたり、インド、南米、

    アフリカなど旅されたり、現在は日本野鳥の会の事務局長代理を勤められたり、ユニークな経験をお持ちなのですね。楯さんと気が合いそう!(笑)

    T: そうなんです。とっても素敵ですよ。長いことレンジャーをされていた「守人」であり、詩人であり…

    話も合うしすごく楽しいし、創作的でインスピレーション豊かな方です。

     

    M: こうやってお話をお伺いしておりますと、楯さんが「空間音楽家」と呼ばれる所以が見えてくるようです。具体的に「空間音楽」とはどのような音楽のことをいうのでしょうか。

    T: 人それぞれに空間を見てます。3次元空間や、心の中。見えているようで、未知のもの。でも僕らはそこにいるという感覚もあるし、空間を共有していると感じることもあります。なんだか禅問答のようですが、聴いてくださる方への投げかけでもあるんです。僕もまだまだ、なんだろうってやってます。

     

    M: プロフィールにある「響の舞台美術」とは面白い表現ですね。

    T: 今の原型になるようなパフォーマンスは、約30年前、ダンスカンパニーのための音楽を創った時です。その時、舞台上には道具や飾りは何もなかったんですが、音で世界観を創ることで、見る人も演じる人も想像体験でき、集中できる舞台になったんです。そのときに発想をかなり広げることができました。

     

    M: なるほど。若い時の経験は貴重ですねぇ!楯さんのプロフィールを拝見すると、演奏される楽器は、民族楽器、非楽器、・・・あれ?非楽器って何ですか?

    T: 単純に、楽器じゃないものです。発泡スチロールの梱包材や、くぎ、チューブなどいろいろです。身の回りのいい音を見つけては、仲間になってもらう、みたいな。

     

    民族楽器・音と詩に包まれた共鳴のステージ

     

    M: それは面白い発想!ひとつの品に新たな役割を見出す。概念にとらわれない自由さがいいですね!

    改めまして質問です。民族楽器、非楽器を駆使されて独自の世界観を作り上げていらっしゃいますが、今回はどのような楽器で「ソラノモリ」を表現されるのでしょうか。楽器のご説明を少ししていただけますか?

    T: そうですね、今回は4chサラウンドでの空間を創った上で、演奏しようと考えています。

    今構成中ですが、レギュラー登場陣としては、まずネイティヴ・アメリカン・フルート。フルートといっても素朴でやさしい縦笛です。それから、コラ。西アフリカの弦楽器で、弦が21本ある素朴なアフリカのハ

     

    ープです。そしてヴォイス。母音だけで歌うとか、何かのいきものの鳴き声みたいな…などと言われることがあります。人それぞれ感じていただければ嬉しいです。他には太鼓・パーカッション類ですね。全体的にネイティヴな響きをお楽しみいただけることと思います。

     

    M:それは楽しみですね。November-Eleventh というライブ空間が「ソラノモリ」になっていく。視覚ではなく音で作り上げる、おぉ、まさしく、サウンド・インスタレーションですね!

    T: はい。想像力を駆使してお聴きいただけると一粒万倍です(笑)

     

    M: 「一粒万倍」ですか!いいですね〜!安藤さんの詩も楽しみです。

    T: ありがとうございます。芸術心に溢れた言葉が生まれてきています。僕もコラボレーションが楽しみです。

     

    M:お客様にメッセージをお願いいたします!

    T: 詩人の安藤康弘さんと共にお贈りします『ソラノモリ』、最近の旅の体験から生まれた「音と詩」をお届けしたく、7年ぶりの赤坂ノベンバーイレブンスの空間にて開催させていただきます。みなさんがどのように共鳴してくださるか、僕らもとてもワクワクしています。どうぞ、万障お繰り合わせの上ご参加ください。心よりお待ちしております!

     

     

    2017年9月23日(土・祝)

    17時開場  18時開演

    予約 4000円(税別) 当日 4500円(税別)

    (お客様には2オーダー以上のご注文をお願いいたします。当日はライブイメージの特別限定料理もご用意いたします!)

     

    会場 ライブビストロ November-Eleventh 1111 Part 2

    最寄駅 東京メトロ 千代田線 赤坂駅 1番出口より徒歩5分、銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅 10番出口より徒歩5分

     

    ご予約

    WEB オンライン予約  naokitate.com (楯 直己WEBサイトより)

    メール予約      info@masmary.com (マーサメリー)

    電話予約       03-3588-8104 (ノベンバーイレブンス 受付13~18時 月曜定休)

     

     

    企画・協力・インタビュー (有)マーサメリー

     

    | マーサメリー | 16:37 | comments(0) | - | - | - |
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